子ども時代の感動は一生のたからもの
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2020年10月の活動報告

この記事は金沢プレイルームが会員様向けに発行する「アトリエ通信2020年11月号」からの転載です。

新聞紙の球で遊ぶ

創造共育法のメソッドであり、わくわく創造アトリエの活動におけるテーマである形のつながりは「球」から始まります。

球・ボールは先月の点線面の活動にもケルンボールと振り子で登場しましたが、今回の球の活動は極めて身近なものを素材に始まりました。「新聞紙を丸めたもの」

とにかく新聞紙を使っていろいろな遊びを!

「運動会をしよう!」

新聞紙を二人でねじって引っ張りっこ「綱引き」「剣道」「野球」「縄跳び」

ネットを絞って作っておいたカゴに「玉入れ」最後にはこどもたち発案の「魚釣り」をしたい、という意見にじゃあこんな方法でやってみよう、と工夫した遊びに次々と変えていきました。

そしてその丸めた新聞紙の球を使って「新聞紙のスタンプ」の作品を作り、新聞紙のしわによって表情のついた円がひしめいて構成する色面を鑑賞しました。

新聞紙は身近なものですが、部屋を埋め尽くすくらいできるだけたくさん集めて遊びを広げることに工夫することができれば、質のまったくちがう遊びになるはずです。

スチロール球と毛糸のオブジェ

発泡スチロールの球にボンドを浸した毛糸を巻き付けて個人作品を作りました。球の形を理解し、球の曲面にどのように線が張り付いていくか、どのように球の表面と線の関係が成り立っていくかを体験できます。

たくさんの毛糸を巻いておいた玉を見せ、子ども達とそれをキャッチボールしながら、ほどける毛糸を天井に引っ掛けていくと、まるでクモが巣をかけるようにアトリエにカラフルな毛糸の空間が現れ、最後に手元には今日の作品の見本がコロンと登場します。

「手毬」のようにもみえますが、むしろたっぷりとボンドを吸った毛糸が柔らかいようで固くなった質感と、思い思いの巻き加減で「球」を少しいびつなかたまりに見せてくれるのが楽しい作品だと感じました。

また今月の活動中、導入で読んだグラフィック絵本「まるをさがして」の抽象画を見て、子ども達がよく興味を返してくれたことが「ひろまるまる」を作ってみようという予備活動が生まれました。絵本のページを参考に、色画用紙を丸に切ってみよう、2枚の丸を貼ってみよう。ドットシールを貼って、自分だけの「まる」を作りました。

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