子ども時代の感動は一生のたからもの
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2022年4月の活動報告

この記事は金沢プレイルームが会員様向けに発行する「アトリエ通信2022年5月号」からの転載です。

ボールで遊ぶ喜び

4月の活動テーマ、「球」。どこのお家や園・学校にも必ず身近にボールがあって、たった一つのボールでも、友達同士でサッカーやドッジボール、野球。いろんな楽しいスポーツやゲームができます。ボールは積木と同じくらいアトリエの子どもたちにとってなじみの童具です。 

アトリエならではのボール遊びといったら、たくさんのボール遊び、たくさんのビーズ転がし。一つ二つから“たくさん”のボールを使ってダイナミックに投げたり転がしたり。量的に使ってボールが投げられ、転がる音や動きを体感しながら、無性に遊びに没頭します。ボール遊びこそ子供が本来持っている、“自ら考え行動する力”を一番自然に、誰にも遮られず発揮できる活動だろうと思います。

ですがここ何カ月も、金沢PRの子どもたち一人ひとりが満足し、やり切ったというほど十分に、ボールやビーズ遊びをさせてあげられただろうか。作品作りのほうに重きをおいていて、歓声を上げてはしゃぎ、無性に楽しいと叫ぶほどのボールの活動ができているだろうか。そう思うと、アトリエの原点にここは立ち返り、今月はじっくりとボール・ビーズであそぶ時間をとりたいと思いました。

ボールの持つちからは不思議です。

初めてアトリエ体験にやってきたお子様たちに挨拶をする時、カラーボールを一つもって声をかけながらそっと転がしてあげると、初めて出会う大人に不安げにしていた子も思わず手を伸ばしてつかまえて、こちらへ返してくれます。自然と笑顔で活動に入ってこられるようになっています。

今私はアトリエの子どもたちとも時々アトリエ前の5分間ほど、キャッチボールをしています。ずっとアトリエで顔を合わせている子たちですが、ボールを持って誘うとパッと明るく笑ってくれます。園や学校で頑張り、ちょっと疲れてきた顏の子も、投げてはしゃいでいるうちに、ホッとほぐれたような顔になっていき、「さあ、今日のアトリエをはじめようか」という気持ちになっているようで、かけがえのない時間です。

スチロール球のオブジェ

スチロール球のオブジェでは特別な道具として「ハンダごて」を使いました。

注意しないと危ない道具ではありましたが、みんな集中して扱い、熱で発泡スチロールを溶かしながら食い込む感触を楽しみ、たくさんの模様を彫り込んで、色付き粘土をうめこんで作品としました。

ボールの彩色

ママボールにたっぷり絵の具をつけて、投げて投げて!

箱の中へボールを閉じ込めて、フリフリ、フリフリ!

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