この記事は金沢プレイルームが会員様向けに発行する「アトリエ通信2022年11月号および12月号」に修正を加えたものです。
球の活動:カプセルの作品、「球」の中に「球」
作品の素材は透明で大きなカプセル球。
ゲームセンターなどで商品を入れるおもちゃのガチャガチャはなじみのあるものですが、こだわって大きな15cmの球と小さいものを100個用意しました。たくさんの、それもみんな透明な球があると、それだけでわくわくします。この透明な球の中にいろいろなボールやビーズを入れて転がして遊びました。ボールを入れれば透明な球に色がついて、重しが加わるとよく転がります。
ビーズを少し入れたら、動きの自由になるビーズはカプセルの内側をクルクル輪を描くように走り回っています。
子どもがビーズをもっと入れようと、半分も入れたところ、球の中のビーズは起き上がりこぼしの重しのように、カプセルは転がらなくなってしまいます。なんとか満タンにビーズを詰め込むことができたなら、重りのバランスが一定になって、良く転がって、そしてはじけてビーズは一面に飛び散り、みんなで大笑い。
さいごに好きな色のカラーセロハンを丸めたものを小さいカプセルに詰め、それを8つ大きなカプセルに入れます。透明な球の中に球が浮かんだオブジェの出来上がりです。さらにタッチライトを入れることでセロハンの色が透けて、光るボールとしておうちで遊ぶことができます。爆発しないよう、カプセルの継ぎ目をテープでとめてくださいね。
回転する円柱
アトリエで子どもたちに球と円柱、円柱と立方体の関係性を示唆するために、球、円柱、立方体、紡錘体の4つの形の特別な積木を軸に刺したりフックで吊り下げ高速で回転させることで、回転する物体の中に「球」がみつかる「ダンシングキューブ」という童具を折に触れてとりあげ、回してみせるのですが、これがそのたびに人気が高くかならず「やらせて!」「ぼくにも!」と順番待ち。
今回の場合は月のテーマは「球」でありながら、このダンシングキューブのひとつ「円柱」の作品を作ります。「円柱」は次月の活動テーマでもあり、「球」とどのようにつながるでしょう。
さて、マスキングテープでペンキを塗った白い円柱にマスキングを施していきます。色を塗ってはがせば白いラインが現れます。・・・ところが、そのマスキング貼りにことのほか子どもたちが集中することすること・・・テープが黒く細いもので、白い円柱に貼れば貼るほど、その円柱自体が魅力的になってしまって絵の具をぬってはがしてしまうのが惜しくなってしまったようです。
ボールのスタンプ
ママボールのスタンプで、蝶の羽を作りました!
クリスマスの飾りに!
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